
またしても、SNSをきっかけとした卑劣な投資詐欺事件が発生しました。 ニュースを見て「まさか、こんな単純な手口に…」と思われた方も多いかもしれません。まずは事件の概要から見ていきます。
事件の概要
香川県丸亀市の女性から現金約150万円をだまし取ったとして、綾川町の会社員の男(26)が詐欺の疑いで逮捕されました。
男の手口は以下のようなものです。
- 接触方法: SNSで知り合い、LINEでやり取りを継続
- 口実: 「俺にお金を預けたら増やしてあげる」「円高やけん金を買う。投資のやつで」
- 被害: 約1年半の間に、計21回にわたって合計152万1,000円を指定口座に振り込ませた
女性が「連絡が取れなくなった」と警察に届け出たことで発覚。逮捕された男は「言いたいことはあるが、だいたい合っている」と容疑を認めているそうです。
ネットの情報を真似た「幼稚な模倣犯」の怖さ
今回の事件、手口自体はネットやメディアで毎日のように報道されている詐欺情報の「焼き直し」であり、完全に素人の模倣犯と言えます。
「俺に預けたら増やしてあげる」 「円高だから金(ゴールド)を買う」
専門知識がある人から見れば、あまりにも幼稚でツッコミどころ満載のセリフです。しかし、「幼稚で単純だからこそ、誰も騙されないだろう」と油断してしまうこと自体が、実は一番の罠なのです。
なぜ、単純な嘘に騙されてしまうのか?
犯人は一気に150万円を要求したわけではありません。「21回」に分けて振り込ませています。ここがポイントです。
- 最初は小さな金額からスタートさせる
- SNSやLINEでマメに連絡を取り、心理的な距離を縮める(信頼させる)
- 「少額だし、この人が言うなら…」と一度振り込ませてしまえば勝ち
人間には「一度相手を信じて投資(行動)してしまうと、引き返しにくくなる」という心理(サンクコスト効果)が働きます。最初は警戒していても、毎日のようにLINEで「親しい友人」のように接されているうちに、冷静な判断力を奪われてしまうのです。
数の増加がもたらす「新たな危険」
こうした「ネットで見た手口をそのまま真似しただけ」の素人犯罪者が増えることは、社会全体にとって非常に危険です。
プロの詐欺グループのような巧妙さや組織力がなくても、スマホ一台で誰でも詐欺師になれてしまう時代です。数が増えれば増えるほど、私たちの日常に罠が仕掛けられる確率も上がります。
⚠️ SNS投資勧誘の鉄則
- 「あなただけに教える」は100%嘘
- 個人名義の口座にお金を振り込ませる投資は100%詐欺
- SNSやLINEだけで完結する投資話は絶対に信じない
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、甘い言葉や親しい雰囲気での勧誘に足元をすくわれがちです。
少しでも「怪しいな」と思ったら、お金を払い込む前に必ず家族や警察(#9110)、消費者ホットライン(188)に相談してください。皆で防犯意識を高め、こうした幼稚な犯罪に引っかからない社会を作っていきましょう。
Let’s redoing!
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