
長野県佐久市に住む70代の男性が、警察官などを名乗る男らに現金合わせて858万7000円をだまし取られるという痛ましい事件が発生しました。
「自分は大丈夫」と思っていても、いざ電話がかかってくるとパニックに陥れてしまうのが詐欺師の恐ろしい手口です。今回の事件を教訓に、その手口と対策をもう一度確認します。
ターゲットをパニックに陥れる「最悪の手口」
今回の事件で、犯人グループは男性の心理的な隙を巧妙に突いてきました。その流れは以下のようなものです。
- 「あなたも詐欺の犯人ではないか」と脅す 警察官を名乗る男から電話があり、いきなり犯罪の容疑者扱いをされます。善良に生きてきた人ほど、「そんなはずはない!」と焦り、身の潔白を証明したい心理に追い込まれます。
- 「お札の番号を確認する」という嘘の理由 さらに「被害者のお金と、あなたのお金の番号が一致するか確認する必要がある」と、もっともらしい理由(もちろん真っ赤な嘘です)を告げられます。
- 「敷地内に現金を置け」という異常な指示 現金を紙袋に入れ、自宅の敷地内に置くよう指示。男性はこれを信じてしまい、複数回にわたって合計858万7000円を置いてしまい、すべてだまし取られてしまいました。
ここに注目 犯人側は、被害者に「考える時間」や「誰かに相談する時間」を与えないよう、強い口調で不安を煽り、一気に手続きを進めようとします。
鉄則:警察や検察が「現金を要求すること」は100%ありません
長野県警も強く注意を呼びかけていますが、これが絶対に揺るがない事実です。
- 事件捜査で、警察官が市民に現金を要求することは絶対にありません。
- 「お金を敷地内に置け」「口座から引き出して預かれ」と言われたら、それは100%詐欺です。
そもそも、本物の警察官が捜査を行う場合、電話だけでお金のやり取りを指示するようなことはあり得ません。
私たちが今すぐできる対策
「自分は騙されない」と思っている人ほど、いざ警察(を名乗る人物)から「逮捕されるかもしれない」と言われると冷静さを失ってしまいます。そのため、「そもそも怪しい電話に出ない・信じない環境」を作ることが重要です。
- 防犯機能付き電話(自動録音機能)の導入 詐欺師は自分の声が録音されるのを極端に嫌がります。
- 留守番電話の常時設定 電話が鳴ってもすぐに出ず、相手のメッセージを確認してから折り返す癖をつけましょう。
- 少しでも「怪しい」と思ったら即相談 「お金」や「事件」の話が出たら、一度電話を切り、すぐに家族や警察の相談専用窓口(「#9110」)に通報してください。
最後に
今回の事件は、被害者の方の「警察に協力しなければ」「疑いを晴らさなければ」という真面目な心理を逆手に取った、本当に許せない犯行です。
これ以上、同じような被害者を出さないためにも、ぜひこの記事をご家族や身近な高齢者の方と共有してください。「こんな手口があるらしいよ」と日頃から話しておくことが、最大の防衛策になります。
Let’s redoing!
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