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詐欺の被害に遭った直後というのは、誰しもがパニックに陥り、一生涯で最も冷静さを欠いてしまう瞬間です。手元から消えてしまった大金、将来への不安、そして自分への苛立ち――。「何としても被害金額を取り戻したい」という焦りと切実な思いが強くなるのは当然のことです。

しかし、現実として現在の日本警察であっても、海外を拠点とする詐欺グループから資金を取り返すことは極めて困難です。捜査権が及ばない海外相手に国家機関が苦戦している以上、いくら「プロ」を名乗る民間人や業者が相手であっても、個人で資金を回収することは絶対に不可能だと言わざるを得ません。

今、こうした被害者の「藁にもすがる思い」に付け込み、さらに資金を騙し取る「二次被害(回収詐欺)」が猛威を振るっています。

静岡県沼津市で発生した「被害金回収」をうたう二次被害事件

実際、過去に投資詐欺に遭った被害者が、再び言葉巧みに騙される痛ましい事件が静岡県沼津市で発生しました。

  • 事件のきっかけ:2024年8月中旬、沼津市に住む60代の無職女性が、スマートフォンでゲームをしている最中に「詐欺に遭った方は私に相談してください。被害金を必ず回収します」という広告動画を発見。動画をきっかけに相手とLINEで連絡を取り始めるようになりました。
  • 巧妙な手口:相手は「被害金の回収額から20%の手数料を支払えば必ず回収する」と信じ込ませ、女性に現金の振り込みを要求。女性は相手の言葉をそのまま信じ、8月下旬から9月上旬にかけて指定された口座へ複数回にわたり、合計約150万円を振り込んでしまいました。
  • 発覚の経緯:金を振り込んだ後、相手と一切の連絡が取れなくなったことから不審に思い調べたところ、再び詐欺に遭っていたことが判明。警察へ相談したことで事件が発覚しました。

被害に遭った女性は以前にも投資詐欺の被害に遭っており、警察は「過去の被害で金銭的・精神的に困窮している人を標的にした非常に悪質な犯行」として強い注意を呼びかけています。

なぜ二次被害に遭ってしまうのか?

投資詐欺やロマンス詐欺の被害者は、損失を取り戻したい一心でネット上の「返金相談」「被害回復」といった情報を探しがちです。そこに表示される「弁護士監修」「絶対回収」「成功報酬のみ」といった甘い言葉は、冷静さを失った状態では非常に魅力的に見えてしまいます。

しかし、詐欺グループは「一度騙された人は、焦りからもう一度騙しやすい」という心理を知り尽くしています。過去の被害者名簿(名簿業者に流通しているもの)を利用したり、SNSやゲームアプリの広告を通じて網を張り、再び被害者を狙い撃ちにしているのです。

被害を広げないために今すぐできる対策

警察では、こうした二次被害への警戒とともに、見慣れない電話番号や国際電話からのアプローチにも注意するよう呼びかけています。

  • 「必ず取り戻せる」という広告は100%詐欺だと疑う:警察や公的機関以外の民間に「確実に回収する」術はありません。
  • 見慣れない番号・国際電話には出ない:犯罪グループは海外経由の電話(「+1」や「+44」などから始まる番号)を頻繁に使用します。
  • 固定電話の国際電話ブロック機能を活用する:警察署では、固定電話にかかってくる国際電話を無償または簡単な手続きでブロックする方法を紹介しています。不安な方は最寄りの警察署へ相談してください。

最後に

もし万が一詐欺に遭ってしまったら、ネット上の怪しい回収広告やSNSの自称専門家に頼るのではなく、真っ先に警察(#9110)や消費者ホットライン(188)などの公的機関へ相談してください。

焦っている時こそ、一度深呼吸をして立ち止まることが、これ以上の被害を防ぐ唯一の手段です。

Let’s redoing!

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投稿者

だるまmob

2025年1月にSNS型投資詐欺により2億円を失った無職50代です。 過去は変えられませんが未来は変えられますと信じ、 何とか立ち上がろうとしている毎日です。

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