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高齢者を狙った架空料金請求や警察官などをかたる特殊詐欺の被害が、後を絶ちません。今回は、広島市で発生した1億2000万円というあまりにも巨額な詐欺被害の事例を取り上げ、その巧妙な手口と私たちが身を守るための対策を詳しく解説します。

事件の概要:総額1億2000万円が奪われた巧妙な手口

被害に遭われたのは、広島市安佐南区に住む70代の女性です。きっかけは、今年6月に女性の携帯電話にかかってきた1本の電話でした。

  • 第一段階:宅配業者をかたる初期アプローチはじめに宅配業者を名乗る男から「あなた名義で発送した荷物が事件に関係しているかもしれない」と連絡が入ります。不安をあおったうえで、「福岡県警察へ電話をしてほしい」と偽の連絡先へ誘導しました。
  • 第二段階:警察官をかたる脅迫と指示転送先で福岡県警の警察官を名乗る男らが登場。「マネーロンダリング事件で逮捕した男が、あなたから口座を買ったと供述している。逮捕も考えているが、身に覚えがないなら資産を調査しなければならない」と告げ、女性を極度の恐慌状態に追い込みました。
  • 第三段階:口座開設と巨額の振込(約1億800万円)「資産調査」を口主に指示通り新たな銀行口座を開設させられた女性は、7月の1か月間で合わせて1億800万円もの金額を銀行窓口から振り込んでしまいました。
  • 第四段階:レターパックによる現金の直接回収(約2000万円)さらに犯人グループは「紙幣の番号を確認する必要がある」と言い出し、自宅敷地内に現金をレターパックに入れて置いておくよう指示。犯行グループは置かれた現金約2000万円を回収して去っていきました。

この被害は、特殊詐欺を捜査していた他県の警察からの情報提供を受け、地元・安佐南警察署の署員が女性に直接確認したことで初めて発覚しました。警察は全国的な広域詐欺グループによる組織犯罪とみて捜査を進めています。

なぜ騙されてしまうのか?犯行グループの心理テクニック

今回の事件には、近年の「警察官・公的機関偽装詐欺」に共通する危険な心理テクニックが詰め込まれています。

  • 「逮捕」という言葉での脅迫と孤立化「逮捕の可能性がある」と告げられると、人は冷静な判断力を失います。また、警察官をかたることで相手に「指示に従わなければならない」という強い心理的圧力を与え、誰にも相談できない状況を作り出します。
  • 対面を避けた非接触型の誘導メッセージアプリやSNS、電話のみで指示を出し、銀行窓口からの振込や「指定の場所に現金を置かせる」といった非対面の手法を使うことで、周囲に怪しまれずに大金を奪い取ります。

被害に遭わないために徹底すべき3つの防犯対策

警察庁や都道府県警も注意を呼びかけていますが、こうした電話がかかってきた際は以下のポイントを絶対に徹底してください。

  • 警察官がSNSやメッセージアプリへ誘導することはありません本物の警察官が捜査の過程でLINEなどのメッセージアプリやSNSに誘導し、やり取りを行うことは絶対にありません。
  • お金の話が出たら一度電話を切り、警察(#9110)へ相談する電話口で「資産調査」「銀行口座」「お金」「紙幣の番号」などの言葉が出たら、その場ですぐに電話を切ってください。相手が告げた電話番号ではなく、警察相談専用ダイヤル「#9110」や最寄りの警察署、ご家族に直接確認しましょう。
  • 「レターパックで現金」は100%詐欺です郵便法により、レターパックで現金を送ることは禁止されています。「レターパックで現金を送れ」「玄関先に置け」という指示はすべて詐欺です。

自分の大切な資産を守るためには、「自分は大丈夫」と思わず、日頃から不審な電話に対する警戒心を持つことが重要です。ご自身だけでなく、高齢のご家族や身近な方ともこの事例を共有し、被害を未然に防ぎましょう。

Let’s redoing!

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投稿者

だるまmob

2025年1月にSNS型投資詐欺により2億円を失った無職50代です。 過去は変えられませんが未来は変えられますと信じ、 何とか立ち上がろうとしている毎日です。

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