
お盆の帰省で実家に集まり、ご両親とゆっくり話す時間を過ごしている方も多いのではないでしょうか。もし久しぶりに顔を合わせる機会があるなら、ぜひ交わしてほしい話題があります。それは「最新の詐欺手口と、その対策」についてです。
現在、高齢者を狙う詐欺の手口は非常に複雑化・多様化しており、見守る家族のサポートが欠かせない時代になっています。
上半期の被害額は過去最悪。今起きているリアルな脅威
警察庁の発表によると、今年上半期(1〜6月)の特殊詐欺の被害額(暫定値)は1,816億2,000万円に達し、上半期としては過去最悪の数字を記録しました。
「うちの親はスマホでLINEも使わないし、ネットバンキングもやっていないから大丈夫」と思っている方も注意が必要です。犯人側の手口は巧妙化しています。
- 自宅にスマホが送られてくる偽警察官詐欺 「あなたの潔白を証明するために警察の資金調査が必要」と嘘を言い、自宅にスマートフォンを郵送で送りつけてきます。そのスマホでビデオ通話を繋がせ、遠隔操作でネットバンキング口座を開設させたうえでお金をだまし取る手口が発生しています。
- 古典的な「オレオレ詐欺」も健在 息子になりすまして電話をかけ、「声が似ている」と信じ込ませて1,000万円以上の現金を受け取り役に手渡させてしまう被害も後を絶ちません。
- SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の急増 SNSや動画広告の偽投資サイトへ誘導し「利益が出ている」ように見せかけて大金を振り込ませる手口や、恋愛感情を抱かせてお金を奪う手口で、1億円を超える大きな被害が出るケースも相次いでいます。
スマホやパソコンの知識がない親御さんであっても、向こうから端末を送りつけてまで騙そうとしてくるのが今の現状です。親御さん個人がすべての手口を把握して防ぐのは、極めて困難と言えます。
帰省中に親御さんへ伝えておきたい「防犯の約束」
ご両親を被害から守るために、帰省のタイミングで以下のポイントを優しく伝えてみてください。
- 「お金の話が出たら、一度立ち止まる」習慣をつける 金額の多寡にかかわらず、誰かにお金を渡す・振り込む・口座を作るという話が出た時点で、一旦手を止めるよう話しておきましょう。
- 「怪しいと思ったらすぐ連絡して」と伝える 「変な電話がかかってきた」「よくわからない書類や荷物が届いた」というときに、いつでも気兼ねなく相談できる雰囲気を作っておくことが大切です。「いつでも話を聞くからね」と一言添えておくだけで、相談のハードルが下がります。
- 固定電話やスマホの防犯設定をチェックする 実家の固定電話を留守番電話設定にしたり、迷惑電話防止機能がついた機器の導入を提案してみるのも有効な手立てです。
おわりに
詐欺グループは言葉巧みに焦りや不安をあおり、冷静な判断力を奪ってきます。親御さんが異変に気づいたとき、すぐに周囲へSOSを出せる環境を整えておくことが何よりの予防策です。
このお盆休みは、大切なご両親が安全に暮らせるよう、最新の詐欺対策について話すきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。
Let’s redoing!
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