
警察官や検察官をかたる「なりすまし詐欺」により、長野県千曲市に住む80代の女性が約4000万円の被害に遭う事件が発生しました。巧妙な口止め工作により、被害発覚までに約半年を要したということです。
被害の経緯と巧妙な手口
- 2026年3月中旬: 検察官を名乗る男から女性の自宅に「発送した荷物の中に他人名義のキャッシュカードが入っていた。あなたが犯罪者になる可能性がある」と電話が入る。
- その後: 警察官を名乗る男から電話やSNSで「通帳の残高を確認し、資金を調べるため指定口座に振り込んでほしい」と要求される。
- 2026年4月上旬: 指示に従い、3回にわたって個人名義の指定口座へ約4000万円を振込。
- 2026年10月: 相手と連絡が取れなくなり、女性が警察へ相談したことで被害が発覚。
なぜ被害発覚までに約半年もかかったのか?
今回の事件で特に注意すべきは、犯人側が「捜査上の守秘義務」を口出しに使った点です。
犯人は言葉巧みに「これは警察の捜査であり、秘密を守らなければならない」と口止めし、女性はそれを真に受けて家族や周囲に一切相談できませんでした。その結果、被害に遭ってから半年近くも気づくことができない状態が続いてしまったのです。
被害を防ぐためのポイント
警察や検察などの公的機関が、以下のような対応を行うことは絶対にありません。
- 電話やSNSで「口座のお金を調査する」として振込を要求すること
- 個人の銀行口座へ資金を移送させること
- 「捜査の秘密だから」と家族や周囲への相談を禁止すること
電話で「お金」「振り込み」「口座」といった話が出た場合は、相手が警察官や検察官を名乗っていても一度電話を切り、すぐに家族や最寄りの警察署・警察相談専用電話(#9110)へご相談ください。
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