
「以前ご注文いただいた分がまだ完了していません」 「前回お聞きした際、今回の注文も受けています」
そんな覚えのない理由で頼んでもいない海産物を送り付けられ、お金を騙し取られる被害が発生しています。
北海道警などは先日、海産物の送り付け詐欺(押し売り・強引な電話勧誘等)の疑いで、札幌市中央区の会社役員・内山北斗容疑者(31)ら男7人を詐欺の疑いで再逮捕しました。
今回は、この事件の概要と、私たちが被害に遭わないために気をつけるべきポイントをまとめました。
事件の概要:嘘の理由で40万円を騙し取った疑い
事件の詳細は以下の通りです。
- 容疑: 詐欺の疑い(再逮捕)
- 主な容疑者: 札幌市中央区の会社役員・内山北斗容疑者(31)ら男7人
- 事件内容: 2025年11月から2026年1月にかけて、道外に住む女性3人に対し「前回の注文時に、今回の注文も受けている」などと嘘をついて海産物を送り付け、代金として約40万円を騙し取った疑い。
7人はすでに「実態のないセール」を謳った電話で海産物を強引に販売した疑いなどで逮捕されていました。警察は彼らの認否を明らかにしていませんが、全国で延べ4万人以上から9億円以上を売り上げたとみて、余罪の全容解明を進めています。
なぜ騙されてしまうのか?容疑者らの悪質な手口
この手口の厄介なところは、「過去に一度やり取りがあった(と思い込ませる)」点にあります。
「前回頼まれましたよね?」と言われると、相手は「自分が忘れているだけかも…」「断ったら失礼かも…」と不安になり、言われるがままに料金を支払ってしまいがちです。
特に以下のようなケースには注意が必要です。
- 「定期購入になっている」「前回の続き」などと嘘をつく
- 断りにくい雰囲気を作り、強引に商品を発送する
- 電話を受けた家族が「本人が頼んだのかも」と代金を支払ってしまう
送り付け詐欺(ネガティブ・オプション)に遭わないための対策
万が一、頼んでいない商品が届いたり、怪しい電話がかかってきたりした場合は、次の対応を徹底してください。
- 電話口で即答しない・はっきりと断る 覚えのない注文には「注文していません」「結構です」とハッキリ拒否し、電話を切りましょう。
- 勝手に届いた商品は受け取らない(受取拒否) 身に覚えのない代金引換の荷物が届いた場合は、「注文していないので受け取りません」と配達員に伝えて持ち帰ってもらいましょう。
- 家族間で購入の確認をしておく 同居家族がいる場合は、「誰かが頼んだ荷物かも」と勝手に支払わないよう、日頃から連絡を取り合っておくことが大切です。
※法的な知識 注文していない商品を一方的に送り付けられた場合、消費者側には代金を支払う義務も、保管する義務もありません(特定商取引法の改正による)。
まとめ
今回の事件は、逮捕容疑自体は約40万円ですが、背景には被害者4万人・被害額9億円以上という巨大な詐欺グループの存在が見え隠れしています。
「自分は大丈夫」と思っていても、言葉巧みな電話対応に惑わされてしまうことがあります。少しでも「おかしいな?」と感じたら、すぐに家族や警察、または消費者ホットライン(局番なしの「188」)へ相談してください。
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