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警察庁のまとめによると、2025年8月の認知件数は1013件、被害額は141億2000万円と、いずれも過去最多を記録しました。
今回は、この巧妙化する詐欺の手口と、私たちができる対策について考えてみたいと思います。


1.SNS型投資詐欺の現状

2025年1月~8月までの認知件数は、累計4772件に上っています。
SNSを通じて偽の広告やメッセージが拡散され、多くの人がだまされている状況です。
利用される主なプラットフォームは、

  • Instagram
  • LINE
  • YouTube
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • TikTok

など。
偽の広告や投稿を見て興味を持ち、指定されたサイトにアクセスしたところから、詐欺グループとの接触が始まります。


2.巧妙な手口:なぜ多くの人がだまされるのか?

この手の詐欺は、単に「お金を振り込んでください」というものではありません。
段階的に信頼関係を築き、被害者が自ら進んでお金を出すように仕向けます。

  1. SNSでの接触
    有名人や投資の専門家を装ったアカウントから、ダイレクトメッセージや広告が送られてきます。
  2. LINEへの誘導
    その後、連絡手段としてLINEに誘導され、「友だち登録」をさせられます。
  3. 偽の投資情報の提供
    投資のノウハウや成功事例を定期的に送りつつ、少しずつ信頼を築いていきます。
  4. 心理的な罠
    中には、LINEのプロフィールに「投資詐欺に気をつけてください」と注意書きをするなど、あたかも誠実な人物であるように装う手口も見られます。

3.「だまされやすい」は他人事ではない

「周りはなぜこんな詐欺にひっかかるんだろう?」
そう思う人もいるかもしれません。
しかし、この手の詐欺は時間をかけて人間関係を構築するため、お金の話が出たときにはすでに相手を信頼しきっていることが多いのです。
SNS上での交流が長引くほど、詐欺だと気づくのは難しくなります。

「海外の知らない土地を夜間に出歩くときに注意するように、SNSは危険な空間だと認識すべきだ」

ある専門家はこう指摘します。
SNS上では、見知らぬ人からの広告やダイレクトメッセージに安易に返信しないことが大切です。


4.今日からできる対策

  1. 不審な広告やDMには近づかない
    見知らぬ人からの投資話や儲け話には絶対に乗らないようにしましょう。
  2. LINEなどへの誘導を断る
    SNS上で知り合った人から「LINEで連絡を取りましょう」と言われたら、警戒してください。
  3. 投資は信頼できる機関を通じて
    投資をする場合は、金融庁登録の業者や信頼できる機関を通じて行いましょう。
  4. 家族や友人に相談する
    お金のやり取りを求められたら、一度立ち止まり、周囲の人に相談してみてください。

5.まとめ

SNS型投資詐欺は、私たちの「信頼」を巧妙に利用した犯罪です。
被害に遭わないためには、「危ないものに近づかない」 という意識が何よりも重要です。
SNS上での見知らぬ人との交流には十分に注意し、お金の話が出た瞬間に「ストップ」をかけられるようにしましょう。

「もしかして…?」と思ったら、すぐに警察や消費生活センターに相談してください。

Let’s redoing!

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