
朝目が覚めてカレンダーを見たとき、ふと「あれ、もう月曜?」という感覚に襲われたことはありませんか?先週末、私はまさにその状態に陥りました。金曜日の夜に「今度こそ!」と頭の中で描いていた計画は、いつの間にか時間の砂の中に消え去り、達成感どころか、むしろ「この2日間、いったい何をしていたんだろう?」という後味の悪い疑問だけが残りました。
週末の「時間のブラックホール」現象
振り返ってみると、土日には特に大きな無駄をしたわけではありません。SNSを少し見すぎたかもしれないし、だらだらとテレビ番組を流し見していた時間もあったでしょう。しかし、それらが特別長かったわけでもなく、なぜか大切にしたかった「あの作業」に全く手がつけられないまま、月曜の朝を迎えてしまったのです。
GW目前ということもあり、片付けておきたい仕事や、準備しておきたいことが山積みになっています。デスクの上には未整理の書類が積まれ、パソコンのタブには未返信のメールが開かれたまま。頭の中のToDoリストは日に日に膨れ上がるばかりで、消化される気配がありません。
10秒ルールという小さな希望
そんな中、ふと目にした心理学の記事に興味深いことが書かれていました。「人間はどんなタスクでも、最初の10秒だけでも取り掛かれば、その後を続けられる可能性が大幅に上がる」というものです。つまり、やる気が出ない、気が進まないという状態は、始める前の「心理的な壁」が大部分を占めていて、一度その壁を越えてしまえば、意外と続けられるものだというのです。
これは目から鱗の考え方でした。私は常々「やる気が出たら始めよう」と考え、その「やる気」が訪れるのを待っていたのです。しかし、実際は逆で、始めるからやる気が出てくるのだとしたら…?
GW前の小さな挑戦
そこで、明日と明後日の2日間で、以下の実験をしてみることにしました。
- 前日の夜に「絶対にやる」3つのタスクを選ぶ(多すぎず、少なすぎない程度)
- そのうちの1つに10秒だけ取り組んでみる(例えば書類整理ならファイルを開くだけ、メール返信なら下書きを作るだけ)
- 10秒経ったら続けるかやめるか自由に選択する
- 達成したタスクには小さなご褒美を(コーヒーを飲む、短い散歩に行くなど)
この方法のポイントは、「10秒だけ」という心理的ハードルの低さです。面倒な作業も「たった10秒なら」と思えれば、始めやすいのではないかと考えました。
「始めること」の魔法
過去を振り返ると、私が最も生産的だった時期は、実は「とりあえず始めてみる」という習慣が身についていた時期でした。当時は意識していませんでしたが、朝一番でパソコンを開き、とにかく最初の一行を書くというルーティンがあったのです。その一行が次の段落へ、そしてページへと自然につながっていきました。
現代の私たちは、あまりにも多くの選択肢と情報に囲まれています。そのせいで、何かを始める前から「完璧にやらなければ」というプレッシャーを感じ、かえって身動きが取れなくなっているのかもしれません。
明日からの小さな一歩
GWの予定が迫る中、大きな変化を期待するのではなく、この「10秒ルール」で小さな勝利を積み重ねていきたいと思います。もしこの方法がうまくいけば、GW期間中にも応用できるでしょう。逆にうまくいかなくても、また別の方法を試せばいいのです。
読者の皆さんも、もし「気づいたら週末が終わっていた」という経験があるなら、一緒にこの小さな実験をしてみませんか?10秒というほんの一瞬が、意外な生産性の鍵を握っているかもしれません。
では、明日の朝、まずは10秒から。その小さな一歩が、ぐずぐずとしたGW前の憂鬱を少しだけ軽くしてくれることを願っています。
Let’s redoing!
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