
ニセ警察官詐欺をはじめ、年々手口が巧妙化している「特殊詐欺」。
先日、大分県警が詐欺の“予兆電話”とみられる実際の音声データを公開し、大きな話題となっています。
なんと、詐欺グループが電話をかけた相手は大分県警の現役警察官でした。
警察官と詐欺グループのリアルなやり取りから、彼らが使う巧妙な心理テクニックと対策法を紐解きます。
1. 実際のやり取り:信用情報機関を騙る男の電話
10月19日、大分県に住む50代男性(※実際は県警の警察官)の元に、信用情報機関の職員を名乗る男から1本の電話がかかってきました。
信用情報機関を名乗る男:
「お客さまが利用しているお手持ちのクレジットカードに高額利用や未払いなどがあった場合、こちらから通知させてもらっています。」
「お手数ですが、お名前と生年月日お伺いしております。それではお名前のほうをフルネームでお願いします。」
警察官は相手の目的を探るため、話を合わせながら応答を続けます。
信用情報機関を名乗る男:
「三井住友VISAカードの末尾番号5963のクレジットカードを使っていませんか?」
警察官:
「いや、持っていません。」
クレジットカードを持っていないと答えると、男はすぐさま次の手を打ってきました。
信用情報機関を名乗る男:
「あなた名義でカードが発行されており、未払い料金が発生しています。」
このように、「身に覚えのない請求や未払い」で相手を不安にさせるのが彼らの常套手段です。
2. ここが危険!詐欺グループの巧妙な2つのテクニック
今回のやり取りには、特殊詐欺の被害に直結する2つの危険なサインが含まれていました。
① 個人情報を自然に引き出そうとする
「本人確認のため」「未払い確認のため」といったもっともらしい理由をつけて、名前・生年月日・暗証番号・口座情報などを聞き出そうとします。
② 周囲から孤立させようとする
やり取りの中で、男はこう促しました。
信用情報機関を名乗る男:
「周りの人に聞かれないよう、ご移動をお願いできますか。」
第三者に相談されたり、異常に気づかれたりするのを防ぐため、人けのない場所へ移動させようとするのは詐欺の典型的な手口です。
※今回のケースでは、しばらくやり取りを続けたところで不審に思ったのか、相手側から突然電話が切れたということです。
3. 被害に遭わないための防犯対策
こうした「予兆電話」に出てしまうと、騙されてお金を振り込んでしまったり、個人情報が詐欺グループ間で共有されてしまったりする危険性があります。
不審な電話から身を守るために、以下のポイントを徹底しましょう!
- 知らない番号からの電話には出ない・折り返さない(固定電話は留守番電話設定にしておく)
- 「名前・生年月日・口座情報」を電話で教えない
- 「周りに秘密で」「移動して」と言われたらすぐに切る
- 一人で判断せず、家族や警察(#9110)に相談する
「自分は大丈夫」と思っていても、突然の電話で「未払い」「裁判」などの言葉を出されると焦ってしまうものです。
少しでも「怪しい」と感じたら、まずは一度電話を切り、警察や消費生活センターへ相談してください。
Let’s redoing!
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