
SNS上で「閉店や引っ越しで不要になったブランド品・キャンプ用品を無料で譲ります」という投稿を見かけたことはありませんか?
一見すると親切な譲渡やお得な取引に見えますが、これは現在急増している巧妙なフィッシング詐欺です。今回は、番組の取材で判明した最新手口と、騙されないための注意点を解説します。
詐欺投稿に見られる3つの共通点
取材陣が分析したところ、被害を引き起こしている投稿には以下の共通パターンが存在することが分かりました。
- 譲る理由の開示: 「店舗の閉店」や「引っ越し」など、不用品処分として自然な口実をつくる。
- AI生成画像の悪用: 存在しない商品を実在するように見せかけ、AI生成とみられる綺麗な画像を掲載して信じ込ませる。
- DM(ダイレクトメッセージ)への誘導: コメント欄ではなく個別のやり取りへ引き込み、外部のフィッシングサイトへと誘導する。
DMでやり取りを始めると、わずか数分で返信が届くケースが多く見られます。しかし、メッセージをよく読むと「どれを何個かご希望ですか?」といった不自然な日本語や、ひらがなばかりの文章が使われているのが特徴です。
誘導先は「佐川急便」を装った偽サイト
やり取りを進めると、最終的に配送手続きと称してリンクが送られてきます。
リンクを開くと、アルファベットで「SAGAWA」のロゴが入った佐川急便の偽公式サイトへ繋がります。ここで、商品送付のためと偽って以下の情報を入力させようとしてきます。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- 口座番号・クレジットカード情報
佐川急便の広報部も「当社名や公式サイトを装った詐欺行為は極めて悪質であり、断じて許されるものではない」と強く注意を呼びかけています。
「爆安販売」にも同様の手口が拡大中
「無料譲渡」だけでなく、農産物の格安販売をうたう詐欺も発生しています。
相模原市の男性は「大豊作に恵まれた」として「桃12個・900円」で売られていた投稿を信じ、偽サイトで個人情報を入力してしまいました。最終的に銀行の口座番号を求められた段階で不審に思い、警察へ相談したことで金銭被害は免れましたが、個人情報はすでに相手へ渡ってしまっています。
SNSのタイムラインに流れてくる「善意の投稿」や「格安情報」は、一見すると親切で魅力的に見えますが、安易に信じ込むのは危険です。
被害に遭わないための対策
- 甘い言葉を鵜呑みにしない: 「無料」「大特価」など、条件が良すぎる投稿はまず疑う。
- 日本語の違和感に注意する: 相手からの返信メッセージに不自然な文法やひらがな多用がないか確認する。
- 個人情報や口座情報を入力しない: 送信先URLが本物の企業のドメイン(公式サイトのURL)であるか必ず確認する。
- 不審に思ったら相談する: 口座情報やクレジットカード情報を求められた場合は操作を中断し、警察や消費生活センターへ相談する。
「SNS上で見かけたお得な話」には必ず裏があると考え、安易にリンクを開いたり個人情報を入力したりしないよう徹底しましょう。
Let’s redoing!
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