
福井市に住む40代の女性が、SNSをきっかけに約666万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られる事件が発生しました。
警察の調べによると、事件の経緯は以下の通りです。
- 入り口はXの投稿 女性は、X(旧Twitter)上に投稿されていた「資産運用に関する書き込み」に興味を持ちました。
- LINEオープンチャットへの誘導 投稿をきっかけに、クローズドな空間である「LINEのオープンチャット」へと誘導されます。
- 魅力的な投資話の持ち掛け そこで投資家を名乗る人物から、金(ゴールド)を売買した差額で利益を得る「ゴールドFX」という運用商品を勧められました。
- 繰り返された送金 女性は相手を信用し、今年3月から5月にかけて、計12回にわたり約666万円相当の暗号資産を指定されたアドレスへ送金。
- 突然の音信不通と発覚 その後、運用サイトを確認すると残高がマイナスになっており、投資家を名乗る人物とも連絡が取れなくなりました。不審に思った女性が警察に相談したことで、被害が発覚しました。
現在、警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。
なぜ騙されてしまうのか?巧妙な3つの詐欺パターン
今回の事件には、昨今のSNS投資詐欺における「王道」とも言える危険な要素がいくつも詰まっています。特に注意すべきキーワードは以下の3つです。
① X(旧Twitter)を介した「資産運用」の投稿
投資のプロを装ったアカウントが、「元手◯万からこれだけ増えた」「今おすすめの銘柄」などと、魅力的な実績を投稿してカモを探しています。
② LINEのオープンチャット
オープンチャット内では、サクラ(仕込みの仲間)が「この先生の指示通りにやったら本当に儲かった!」などと発言し、グループ全体が儲かっているかのような偽の熱気を作り出します。これにより「自分も早く始めなきゃ」という焦りを植え付けます。
③ 「ゴールドFX」などの具体的な運用商品
「ゴールド(金)」や「FX(外国為替証拠金取引)」といった、実在するメジャーな投資対象を組み合わせることで、一見まともな取引に見せかけます。しかし、相手が提示する運用サイト自体が、数値を自由に改ざんできる「偽のサイト」であるケースがほとんどです。
被害に遭わないための対策リスト
同様の被害に遭わないために、以下のポイントを徹底してください。
- 見知らぬ人から指定された口座や「暗号資産アドレス」への送金は絶対にしない
- 「元本保証」や「確実に儲かる」という言葉を絶対に信じない
- SNSからLINEのグループやオープンチャットに誘導されたら、その時点で詐欺を疑う
- 投資を行う際は、金融庁に登録されている正規の事業者(金融商品取引業者)であるかを必ず確認する
少しでも「怪しい」と思ったら お金を振り込む・送金する前に、家族や信頼できる人、または警察の相談専用窓口(#9110)や消費者ホットライン(188)へ相談してください。
SNSは便利なツールですが、悪意を持った詐欺グループの格好の狩り場にもなっています。「自分だけは大丈夫」と思わず、甘い投資話には毅然とした態度で警戒を持ちましょう。
Let’s redoing!
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