
今年もついに確定申告の時期がやってきました。「スマホで完結するから便利」とe-Taxを利用する方が増える一方で、その仕組みを悪用した悪質な詐欺事件が後を絶ちません。
先日、高知県警などが発表した**「e-Tax不正使用による広域詐欺事件」**の新たな進展は、私たちに強い警鐘を鳴らしています。
1. 今回の事件の概要:2.69万円をだまし取った手口とは?
報道によると、大阪府の男(58)と埼玉県の男(47)の2人が、所得税の還付金をだまし取った疑いで逮捕されました。
- 犯行の時期: 2025年2月〜4月(昨年の確定申告時期)
- 手口: e-Taxを使い、税務署に対して**「虚偽の内容を記載した所得税申告書」**を提出。
- 被害額: 所得税の還付金として約269万円を詐取。
この事件で興味深い(そして恐ろしい)のは、役割分担です。大阪の男が「虚偽の申請」を行い、埼玉の男が「名義人」となって自分の口座で還付金を受け取っていました。
全国に広がる被害の輪
この一連の詐欺事件、実は今回が初めてではありません。これまでに逮捕者は24人にのぼり、被害は13都道府県で約2984万円。組織的、かつ広域的に行われていることがわかります。
2. なぜ「e-Tax」が狙われるのか?
e-Taxは非常に便利なシステムですが、詐欺グループは以下のポイントを突いてきます。
- 非対面での手続き: 窓口に行かずに完結するため、虚偽の書類を見逃してくれるだろうという心理的・システム的な隙を狙います。
- 「還付金」という甘い言葉: 「お金が戻ってくる」という言葉は、人を油断させます。
- 名義貸しの横行: 「名前を貸すだけで報酬がもらえる」といった誘い文句で、一般人を犯罪の片棒を担がせるケースも少なくありません。
【重要】 還付金を受け取るための口座を他人に教えたり、名義を貸したりすることは、それ自体が犯罪に加担する行為となります。
3. 私たちが被害に遭わない(加害者にならない)ための3カ条
確定申告を正しく行うために、以下のことに注意しましょう。
- 「代行申請」の甘い誘いに乗らない 「税金が絶対戻ってくる」「代わりにやってあげる」というSNSや知人からの誘いは、詐欺の入り口かもしれません。
- 公式からの通知を必ず確認する 国税庁から「還付金があるからURLをクリックして」というメールやSMSが届くことはありません。不審な連絡は無視し、必ず**e-Tax公式サイトのマイページ(メッセージボックス)**を確認しましょう。
- マイナンバーカードと暗証番号の管理を徹底する 今回の事件のように、他人の名義を使った不正申請を防ぐには、物理的なカードと暗証番号を守ることが最優先です。
結びに:正しく安全な確定申告を
e-Taxは本来、私たちの負担を軽減してくれる素晴らしいツールです。しかし、それを悪用する人間が一定数存在することも事実です。
「おかしいな?」と思ったら、一人で判断せずに最寄りの税務署や警察の相談専用電話(#9110)を利用してください。クリーンな申告で、気持ちよく春を迎えたいものです。
Let’s redoing!
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