いよいよ5年に一度の国勢調査の季節がやってきました。これは日本に住むすべての人と世帯を対象とした重要な統計調査です。9月下旬から調査書類の配布が始まり、インターネットでの回答や、郵送、調査員への直接提出などで回答することができます。
しかし、この時期に必ず懸念されるのが「国勢調査」をかたる詐欺の出現です。国民生活センターや多くの自治体から既に注意喚起がなされていますが、残念ながら既に被害の報告が上がっています。
実際に起きている「かたり」事案
今年9月初めには、山形県の男性のもとに「『国勢調査です』と訪問があり、対面が必要と言われた」という事案が発生しました。また、国民生活センターには「国勢調査に協力しないとブラックリストに載る」と70代女性に伝える不審電話の相談も寄せられています。
なぜ詐欺は巧妙化しているのか
現在、警察をかたる詐欺が猛威を振るっていますが、その手口はますます巧妙化しています。詐欺グループはスマホの電話番号と本人の名前を一致させた洗練された名簿を持っており、最初に個人情報を伝えてくることで信用させようとします。闇の名簿屋の暗躍により、個人情報が流出している可能性が高まっているのです。
絶対に注意すべきポイント
国民生活センターも明確に述べていますが、国勢調査で以下の情報を聞かれることは絶対にありません：
- 年収や預貯金額
- 銀行口座の暗証番号
- クレジットカード番号
- その他の資産状況
典型的な詐欺の手口
「国勢調査だ。答えなければ2時間後に電話は使えなくなる」と40代男性に電話があったという報告があります。このような脅し文句は典型的な詐欺の手口です。この先には警察をかたる詐欺が待っている可能性が高いでしょう。
正しい国勢調査の方法を知ろう
本来の国勢調査では：
- 調査員は必ず「調査員証」を携帯しています
- オンライン回答は9月14日から可能です
- 郵送提出も可能で、必ずしも対面で回答する必要はありません
- 金銭やキャッシュカードを要求されることはありません
もし不審な接触があったら
不審な訪問や電話を受けたら：
- 即座に断り、ドアを開けない
- 個人情報を教えない
- 最寄りの警察署または国民生活センターに連絡する
5年に一度の大切な調査を無事に終えるためにも、詐欺には十分警戒して、正しい方法で調査に協力しましょう。
Let’s redoing!
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