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神戸市が22歳の女性職員を懲戒免職にした。彼女は2023年度から2024年度にかけて、医師の診断書や病院の領収書を偽造し、虚偽の申請を繰り返して合計55日間も欠勤していた。上司が産業医に相談するために申請書類を確認したことで発覚したという。

さらに、垂水区の男性職員は同僚の財布から合計1万5000円を盗んでいた。別件の会話中に自ら話したことで発覚したが、その言い分は「財布が落ちていて、1万円札がたくさん入っていて1枚取ってもばれないと思った」という驚くべきものだった。

公務員への信頼を損なう行為

神戸市が発表したコメントには重みがある:「このような行為は、公務員のみならず、社会人としてあるまじき行為であり、市や市職員全体の信用を著しく失墜させる行為である」

公務員は市民からの信頼と税金によって成り立つ職業である。その立場を利用し、虚偽の申請や窃盗を行うことは、単なる個人の不祥事ではなく、組織全体の信頼性を損なう行為だ。

なぜ繰り返されるのか

記事の最後にある「神戸市ではこのような職員の違法な行動が続いています」という指摘は重要だ。単発的な事件ではなく、複数の不祥事が発生しているということは、組織的な問題が潜んでいる可能性がある。

考えられる要因としては:

  • 採用過程での人物評価の不備
  • 職場内の監督・管理体制の甘さ
  • 倫理教育やコンプライアンス研修の不足
  • 報告・相談しやすい職場環境の欠如

防止策として何が必要か

再発防止のためには、単なる懲戒処分だけでなく、組織全体の体質改善が必要だろう。

  1. 採用プロセスの見直し:技術や知識だけでなく、倫理観や職業意識を評価する仕組み
  2. 定期的なコンプライアンス研修:形式的なものではなく、実践的なケーススタディを交えた内容
  3. 内部通報制度の充実:相談しやすい環境づくりと報復防止策の徹底
  4. 管理職の監督責任の明確化:部下の行動に対する管理監督責任の自覚

最後に

公務員は「公僕」として市民に奉仕する立場にある。その特権的な立場に甘えることなく、高い倫理観と職業意識が求められる。神戸市のこれらの不祥事は、単に個人の資質の問題として片付けるのではなく、組織としてどう向き合うかが問われている。

市民の信頼は一瞬で失われるが、取り戻すには長い時間と努力が必要だ。同じような不祥事が繰り返されないよう、徹底した改革を期待したい。

Let’s redoing!

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