
先日、こんなショートメッセージが届きました。
「ご不在でお荷物を預かっています。受け取りについてご連絡をお願いします。」
一見、宅配業者からの連絡に見えますが、よく見ると運送会社の名前も差出人の情報も記載なし。しかも、その日は一日中家にいたため「不在」のはずがありません。郵便受けには不在票も入っていませんでした。
これは典型的な**「電話番号に誘導する詐欺」**です。
電話をかけると、「荷物を受け取るには個人情報が必要」などと言われたり、逆に「あなたの口座が不正利用されています」と金融詐欺へつながるケースもあります。
詐欺の手口は「単純」から「巧妙」まで多様化
このような**「宅配便詐欺」**は昔からある手口ですが、最近ではさらに悪質なケースが増えています。
例えば、楽天証券の被害事例では、
- フィッシングサイトでID/パスワードを盗まれ、
- 気づかない間に保有株を売却され、
- 香港の企業株が購入されていた
という事件がありました。
詐欺師は**「金融知識がない人」だけでなく、むしろ「ネットや取引に慣れている人」を狙ってきます**。
詐欺師の特徴——「常識が通用しない」
- 「どこにでもいる」
- SNS、メール、SMS、電話…あらゆる手段で接触してきます。
- 「自分は大丈夫」という油命が一番危険です。
- 「人の心の隙を突いてくる」
- 「早く対応しないと損をする」(焦らせる)
- 「このままでは迷惑がかかる」(罪悪感をあおる)
- 「特別な優遇があります」(甘い言葉で誘う)
- 「技術を悪用する」
- AI音声で家族や知人を装う
- 偽の銀行アプリやフィッシングサイト
- メールやSMSの送信元を偽装
どう対策する? 今日からできること
✔ 「不審な連絡は無視」が基本
→ 宅配業者や金融機関を名乗るメール/SMSは、公式サイトやアプリで直接確認。
✔ 「パスワード管理&二段階認証」の徹底
→ 特に金融機関のアカウントは使い回さない強固なパスワード+SMS/認証アプリ必須。
✔ 「疑う→確認する」のクセをつける
→ 「おかしいな?」と思ったら、家族や友人に相談。
✔ 「被害に遭ったらすぐ連絡」
→ 銀行や証券会社に即連絡し、警察(#9110)や国民生活センターにも相談を。
最後に——「騙されない」ではなく「騙させない」
詐欺師に「人の心」はありません。こちらの常識や善意を逆手に取ってきます。
**「自分は絶対にターゲットにされている」**という意識を持ち、冷静に対処することが何よりの防御です。
もし同じような被害に遭われた方がいれば、ぜひ経験を共有してください。
「知っている」だけで、誰かを救えるかもしれません。
Let’s redoing!
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