
2025年12月31日、タイ南部のソンクラー県ハートヤイ市。マレーシア国境に近いこの街のホテルの一室で、一人の男が逮捕されました。
マレーシア国籍のフェッビー容疑者(19歳)。彼は、国際的なコールセンター詐欺グループの「現金回収役(受け子)」として活動していました。逮捕当時、彼はマレーシアへ逃亡するための迎えの車を待っている最中だったといいます。
被害者は元公務員。巧妙な心理的揺さぶり
被害に遭ったのは、タイ・ペッチャブーン県に住む元公務員の女性でした。詐欺グループが使った手口は、日本でもよく見られる「不安を煽る」典型的なものでした。
- 偽の容疑: 「あなたの口座が、薬物事件やマネーロンダリングの『飛ばし口座』として疑われている」と電話で連絡。
- 送金の強要: 捜査への協力を装い、11以上の口座に計約40万バーツを送金させる。
- 対面での搾取: 「保釈金が必要だ」と嘘をつき、被害者に貯蓄組合から約60万バーツを借り入れさせ、現金を直接手渡しさせる。
被害総額は100万バーツ(日本円で約400万円以上)にのぼります。
犯行の裏側:19歳の「受け子」が語った報酬と組織
逮捕されたフェッビー容疑者の供述からは、組織の生々しい実態が浮かび上がってきました。
- 報酬の安さ: 100万バーツもの大金を回収しながら、彼が受け取った報酬はわずか1,000リンギット(約3万円強)。
- 受け渡しの場所: 回収した現金は、バンコク市内の商業施設でマレーシア人の首謀者に手渡されていました。
- 使い捨ての駒: わずかな報酬で国際的なリスクを背負わされる若者の姿は、現代の闇バイト問題とも共通しています。
衝撃の事実:2026年、日本が「現金回収拠点」になる計画だった
この事件で最も注目すべきは、捜査当局が明かしたグループの今後の計画です。
「もし逮捕されていなければ、首謀者は来年(2026年)、日本で同様の『現金回収』の仕事を依頼する予定だった」
この供述は、国際詐欺グループが日本を「安全な活動拠点」あるいは「効率的なターゲット」として明確に定めていることを示しています。彼らはタイで成功した手口を、そのまま日本に持ち込もうとしていたのです。
なぜ日本が狙われるのか?
- 高齢者の資産: 貯蓄を持つ高齢者が多く、ターゲットにしやすい。
- 「公的機関」への信頼: 警察や検察を名乗られると、疑いながらも従ってしまう心理を突く。
- 国際的なネットワーク: 日本国内の闇バイト実行犯と、海外の指示役・回収役が結びつきやすい環境。
私たちが身を守るためにできること
今回の事件はタイで食い止められましたが、同様の計画を持つ組織は他にも存在するはずです。以下のポイントを改めて徹底しましょう。
- 「口座が犯罪に利用されている」は100%詐欺: 警察や銀行が、電話で現金の振り込みや手渡しを要求することは絶対にありません。
- 「保釈金」を対面で渡さない: 公的な手続きで、ホテルのロビーや商業施設で現金をやり取りすることはありません。
- 怪しい電話は即座に切る: 相手がどれだけ威圧的であっても、一度電話を切り、周囲や警察(#9110など)に相談してください。
まとめ
19歳の容疑者がマレーシアへ逃げ帰る直前で逮捕されたことは、日本の治安にとっても大きな防波堤となりました。しかし、詐欺グループの魔の手はすでに国境を越え、私たちのすぐそばまで迫っています。
「自分だけは大丈夫」と思わず、常に最新の詐欺手口を知っておくことが、大切な資産と平穏な生活を守る唯一の手段です。
Let’s redoing!
#詐欺被害 #貧困層 #マイノリティ #弱者 #人権 #年収 #障害者 #ビジネス #再スタート #挑戦 #言葉