
事件の概要
神奈川県在住の53歳会社員男性が、仕事で訪れていた兵庫県高砂市で、特殊詐欺の被害に遭われました。被害総額は200万円に上ります。
男性は1日午前中、携帯電話に「警視庁を名乗る男」から電話を受けました。相手は「押収したキャッシュカードの中にあなたの物があった」「資金洗浄に使われている」と告げ、その後「金融庁で被害のお金があるかどうかを調べられる」などと説明しました。
信用してしまった男性は、高砂市内のATMから、指定された口座に現金200万円を振り込んでしまいました。その後もさらに送金を要求されたため、男性が「直接そちらに行きます」と提案すると、相手は「来たら現行犯逮捕する」と威嚇。この不審な対応にようやく詐欺に気付き、午後に高砂署に被害届を提出しました。
詐欺の手口分析
この事件は典型的な「偽装官詐欺」 の手口です。以下のように巧妙に仕組まれていました:
- 信頼性の高い組織を名乗る:警視庁、金融庁など、誰もが知る公的機関を装う
- 緊急性と恐怖心をあおる:「資金洗浄」「逮捕」などの言葉でパニックに陥れる
- 電話を切らせない:判断する余裕を与えず、即座の行動を促す
- 遠方にいる心理的弱みにつけ込む:地元から離れている不安を利用
特に出張中の方へ注意喚起
この事件で注目すべきは、被害者が地元から離れた出張先で被害に遭っている点です。慣れない土地では、以下の理由で通常以上に警戒心が低下しがちです:
- 周囲に相談できる人がいない
- 普段と違う環境による心理的不安
- 用事を早く済ませたいという焦り
詐欺グループはこうした心理的隙間を巧妙に狙ってきます。
絶対に覚えておくべきポイント
公的機関が電話で現金やキャッシュカードの要求をすることは絶対にありません
警察、検察、裁判所、金融庁などの機関が、個人の現金を電話口で指定した口座に振り込むよう要求することは100%あり得ません。これは詐欺の決定的な証拠です。
もし怪しい電話がかかってきたら
- 落ち着いて:恐怖や焦りで即座に行動しない
- 電話を切る:相手が電話を切らせないようにしても、いったん切る
- 確認する:最寄りの警察署や家族に直接連絡して確認する
- 相談する:一人で悩まず、必ず誰かに相談する
最後に
このブログを読まれた方は、ぜひご家族や周りの方とこの手口について話し合ってみてください。特に、遠方に出張されることの多いご家族がいる場合は、注意喚起をしてあげてください。
「もしかして詐欺?」と思ったら、最寄りの警察署や「#9110」警察相談専用電話にすぐ相談することが、被害を防ぐ最善策です。
Let’s redoing!
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