今朝、街を歩いていると、ぴかぴかのランドセルを背負った新一年生と、それを優しく見守る親御さんの姿が目に入りました。今日は近隣の小中学校の入学式だったようです。晴れやかなスーツや袴姿の親子連れとすれ違うたび、ふと自分が親として子どもの入学式に立ち会った日のことを思い出しました。あれからもう10年以上が経つのか…と、時の流れの早さに胸が熱くなります。

あの日の緊張と感動

わが子の初めての入学式は、まるで昨日のことのように鮮明に覚えています。小さな手を握りながら校門をくぐったときの、子どもよりもむしろ親である私自身の緊張感。初めての集団生活への不安と期待が入り混じった複雑な気持ち。担任の先生に名前を呼ばれ、元気よく「はい!」と返事をする我が子の姿を見て、つい涙ぐんでしまったあの瞬間。

当時は「早く一人でできるようになってほしい」と願っていたものですが、今思えば、あの「手がかかる」時期こそが、実は最も密な親子の時間だったのかもしれません。子どもの成長は、待ち遠しいと同時に、少し寂しくもあるものですね。

保護者としての新たなステージ

入学式は子どもにとっての新生活の始まりであると同時に、親にとっても新たな役割が始まる節目です。学校との関わり方、PTA活動、他の保護者との付き合い…これまでとは違う「親」としての責任が生まれます。

特に共働き家庭にとっては、時間のやりくりがさらに大変になる時期でもあります。急な発熱でのお迎え要請、持ち物の準備、宿題のサポートなど、物理的な負担は確実に増えます。私自身も、仕事と子育ての両立に何度も壁にぶつかりながら、試行錯誤の日々を送ったことを懐かしく思い出します。

成長とともに変化する子育ての形

「小さい頃は手がかかるがお金はかからない、大きくなると手はかからないがお金がかかる」という言葉がありますが、まさにその通りだと実感しています。幼児期の育児は体力勝負でしたが、子どもの成長とともに、経済的負担と精神的なサポートが主な関わり方に変化していきます。

習い事、塾代、部活動の遠征費、そして将来的には教育費…。子どもの可能性を広げてあげたいと思う反面、家計とのバランスに頭を悩ませることも少なくありません。それでも、子どもの「やりたい!」という瞳の輝きを見ると、できる限りのサポートをしたくなるのが親心というものなのでしょう。

過ぎ去ってから気づくことの尊さ

10年以上前の子育てを振り返ると、あの大変だった時期さえも、今では懐かしく愛おしい記憶として心に刻まれています。当時は目の前のことで精一杯で気づけなかったのですが、子どもの成長は一瞬一瞬がかけがえのない贈り物だったのだと、時を経てようやく理解できます。

新入学の親御さんたちには、ぜひこの貴重な時期を心から楽しんでほしいと思います。大変なことも多いかもしれませんが、それも含めて子育ての醍醐味です。スマホのカメラで記録を残すのもいいですが、それ以上に、五感すべてでこの瞬間を味わっておくことが、後々の何よりの宝物になるはずです。

新たな門出に寄せて

春の柔らかな日差しの中、希望に満ちた表情で学校に向かう子どもたちを見ていると、未来への可能性を感じずにはいられません。新一年生の皆さんにとって、学校生活が充実したものになりますように。そして、それを支える保護者の皆様にとって、大変ながらも実り多い子育ての時間となりますように。

私自身も、あの頃の初心を忘れず、これからも子どもの成長を見守っていきたいと思います。次の節目は大学入学か就職でしょうか…考えるだけでまた感慨深い気持ちになってきます。子育てに「終わり」はありませんが、その過程の一つ一つを大切にしていきたいものです。

Let’s redoing!

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