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最近、35年ローンで住宅を購入したものの、予定通りに返済できずに物件を売却し、賃貸に移る人が増えています。その背景には、「役職定年」による収入減金利上昇による返済額の増加という2つの大きな要因があります。今回は、なぜ返済計画が狂ってしまうのか、そして今後どうなるのかを詳しく解説します。


1. 住宅ローン完済予定が狂う2つの理由

(1)「役職定年」で収入が激減する現実

多くの企業で、50代になると管理職から外され、役職手当がカットされる「役職定年」が広がっています。これにより、

  • 基本給が大幅ダウン(100万円以上減るケースも)
  • 退職金も減少(役職に応じて計算されるため)

さらに、リストラや早期退職の対象になることも珍しくありません。40代~50代は団塊ジュニア世代も多く、今後もこの傾向は続くでしょう。

(2)金利上昇で返済額が増加

2023年以降、日銀は17年ぶりの利上げに踏み切り、住宅ローン金利も上昇しています。

  • 変動金利を選んでいた人は、返済額が急増
  • 固定金利に切り替えても、当初の予定より高い金利になる

黒田前総裁時代の「超低金利」が終わり、植田総裁は「さらに金利を上げる可能性」を示唆しています。これからローンを組む人も、既存の借り入れがある人も、返済計画の見直しが必須です。


2. 「売却→賃貸」という選択肢を選ぶ人が増加

収入減と金利上昇で返済が困難になると、次のような流れが発生します。

  1. 毎月の返済が苦しくなる
  2. 貯金や投資を切り崩して凌ごうとする
  3. それでも無理なら売却を検討
  4. 売却益でローンを完済し、賃貸に移る

特に、「子供が独立した」「郊外の戸建てに住んでいる」という家庭では、売却して都心の賃貸マンションに移るケースが目立ちます。


3. 今後さらに増える?住宅ローン破綻リスク

以下の要因から、今後も返済に苦しむ人は増える可能性が高いです。
✅ 金利がさらに上がる(日銀は慎重な姿勢だが、インフレが続けば追加利上げも)
✅ 企業のリストラが加速(特に50代がターゲットに)
✅ 不動産価格の下落(売却してもローン残債が残る「逆ざや」の危険性)

「今は大丈夫」と思っていても、5年後・10年後に収入が減る可能性を考えておく必要があります。


4. 住宅ローンを組む人・現在返済中の人がやるべきこと

【これから購入する人】

  • 無理な借り入れをしない(年収の7~8倍が目安)
  • 固定金利を選ぶ(変動金利はリスクが高い)
  • 「役職定年後の収入」を想定した返済計画を立てる

【現在返済中の人】

  • 繰り上げ返済で利息を減らす(余裕資金があれば)
  • 金利タイプを見直す(変動金利の人は固定への乗り換え検討)
  • 売却も視野に入れる(資産価値を確認し、早めの判断を)

5. まとめ:住宅ローンは「楽観シナリオ」で組まない!

「ずっと今の収入が続く」「金利が上がらない」という前提はもう通用しません

  • 役職定年で収入が減るリスク
  • 金利上昇で返済額が増えるリスク

この2つを常に意識し、「最悪のケース」を想定した返済計画を立てることが重要です。
住宅は人生で最も高額な買い物のひとつ。後悔しないためにも、慎重な判断を心がけましょう。

「売却して賃貸に移る」という選択肢も、決して悪いことではありません。 自分と家族にとって最適な住環境を、柔軟に考えていく時代なのです。

Let’s redoing!

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