
深刻化するセクストーション被害の実態
NPO法人「ぱっぷす」が明らかにしたデータによると、性的な画像や動画を送った相手から金品を脅し取られる「セクストーション(性的脅迫)」の被害相談が急増しています。2025年度は6月末までに約900人の相談が寄せられ、中には小学生の被害や、100万円以上脅し取られたケースも含まれています。
被害の特徴と傾向
- 相談者の68%が男性(従来のリベンジポルノとは異なる傾向)
- 18歳未満の相談が多数(最年少は小学5年生)
- 6月の相談者の内訳:高校生44%、中学生7%
- 海外犯罪グループの関与が疑われるケースが多い
- 被害額が100万円を超える事例や、自殺未遂に至ったケースも
典型的な手口とは?
- SNSや出会い系アプリで知り合う(自動翻訳機能を悪用)
- 親密な関係を築いたように見せかけ、性的な画像・動画を要求
- 取得した映像をネタに「公開すると脅迫」「フォロワーにばらまく」などと金銭を要求
- 電子マネーなどで支払いを迫る
夏休みは特に注意が必要!
スマートフォンの利用時間が増える夏休み期間は、被害が発生しやすい危険な時期です。ぱっぷすの金尻カズナ理事長は「『暗黒の夏休み』とならないようにしてほしい」と強く呼びかけています。
もし被害に遭ったら?
- 絶対に金銭を支払わない
- 即座に相手をブロック
- 1人で悩まず、すぐに相談
- 家族や信頼できる大人に
- 警察(#9110やサイバー犯罪相談窓口)
- NPO法人ぱっぷすなどの専門機関
法律の課題と対策の必要性
現在の法律では:
- 同意のない撮影は「撮影罪」で処罰可能
- リベンジポルノ防止法で画像公開は規制
- しかし、同意のある撮影画像を使った脅迫を明確に処罰する法律がない
- 国外犯の場合、処罰が困難
専門家からは:
- 公的な専用相談窓口の設置が急務
- プラットフォーム事業者との連携強化が必要
- 米国などでの対策強化により、日本が新たな標的に
保護者や教育関係者へ
「子どもが親に相談しづらい」という現実を理解し:
- 日頃からオープンに話せる関係を
- ネットリテラシー教育を徹底
- 「被害に遭っても絶対に責めない」と伝える
最後に
「騙されても悪いのは騙した方」です。恥ずかしさや恐怖から1人で悩むのは危険です。夏休みを前に、この問題について家族で話し合い、万が一の時の対処法を確認しておきましょう。
被害に遭ったら、すぐに相談を。あなたは1人ではありません。
Let’s redoing!
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