
島根県東部に住む70代の男性が、SNSを通じて知り合った人物らから約3億2,400万円相当の現金や金(きん)をだまし取られるという、極めて深刻な詐欺事件が発生しました。
これは島根県内の特殊詐欺被害としては過去最高額となります。なぜ、これほどの巨額被害が生まれてしまったのか。その巧妙な手口と、私たちが学ぶべき教訓をまとめました。
事件の経緯:始まりはひとつの「ネット広告」
事件のきっかけは2025年12月上旬、男性がインターネットを閲覧中に表示された広告でした。
- SNSでの接触広告を通じて「佐藤」と名乗る女性アカウントと連絡を取り合うようになります。やり取りを重ねる中で、男性は相手に好意を抱くようになりました(ロマンス詐欺の手法)。
- 投資への誘導「佐藤」からAIシステムを使った投資を勧められ、紹介された投資アプリをインストール。その後「カスタマーサポート」を名乗る別のアカウントも現れ、組織的な包囲網が作られました。
- 偽の成功体験指定口座に送金すると、アプリ上の残高がみるみる増え、利益が出ているように誤認させられました。これが「もっと資金を投入すれば儲かる」という心理的罠になりました。
10回にわたる執拗な搾取
男性は1月下旬から2月下旬までのわずか約1ヶ月の間に、合計10回にわたって資産を差し出しました。特に「金(きん)」現物を手渡させるという手口が目立ちます。
被害の内訳(合計 約3億2,448万円相当)
| 日付 | 内容 | 形態 |
| 1月21日 | 現金 100万円 | 振込 |
| 1月25日 | 金の延べ棒 2本(約2,771万円相当) | 手渡し |
| 1月28日 | 金の延べ棒 2本(約2,798万円相当) | 手渡し |
| 2月2日 | 金の延べ棒 3本(約4,006万円相当) | 手渡し |
| 2月5日 | 金の延べ棒 1本(約1,399万円相当) | 手渡し |
| 2月6日 | 金の延べ棒 4本(約5,305万円相当) | 手渡し |
| 2月10日 | 金の延べ棒 2本(約2,028万円相当) | 手渡し |
| 2月16日 | 金の延べ棒 7本(約9,564万円相当) | 手渡し |
| 2月21日 | 金貨16枚 + 現金1,200万円(約2,693万円相当) | 手渡し |
| 2月26日 | 現金 1,000万円 | 手渡し |
詐欺師が使った「最後の一押し」
アプリ上の総資産が約30億円に達したころ、犯人グループは**「利益を現金化するためには、8%のサービス料が必要」**と要求。
男性が資金不足で支払えずにいると、今度は「コマツ」という別のアカウントが登場し、**「私があなたの代わりにサービス料を協力して支払うから、そのための資金を助けてほしい」**と、善意を装った嘘でさらに現金を絞り取ったのです。
被害に遭わないための3つの鉄則
島根県警は、以下のポイントを強く呼びかけています。
- 会ったこともない人を信じないSNSで知り合っただけの人物から、お金の話が出た時点でそれは「詐欺」です。
- 「うまい話」は絶対に疑う高配当をうたう投資や、AIを使った確実な利益といった誘い文句は100%嘘だと思ってください。
- 違和感を覚えたら即相談「出金に手数料が必要」と言われたら、追加で支払う前に必ず警察や家族に相談してください。
誰もが分かっている内容ですが、被害は収まらないです。
それほど詐欺グループは騙しのプロ集団と認識してください。
「自分だけは大丈夫」という過信が一番の危険です。
少しでも怪しいと感じたら、警察専用相談電話「#9110」へ連絡しましょう。
Let’s redoing!
#詐欺被害 #貧困層 #マイノリティ #弱者 #人権 #年収 #障害者 #ビジネス #再スタート #挑戦 #言葉