
ここ数年、特殊詐欺の手口はどんどん巧妙化していますが、2024年に入って特に深刻なのが「警察官をかたる詐欺」です。先日も兵庫県西脇市で50代の女性が150万円をだまし取られる事件が発生。ニュースでは小さく扱われがちですが、実は全国各地で同様の被害が相次いでいます。
■今回の事件の流れ(典型的な手口)
- 「通信事業者」をかたる男からの電話
→「あなたの名義でスマホ契約の記録が残っている」と架空の請求 - LINEを使うよう指示
→ 音声通話からチャットアプリに切り替えさせ、心理的支配を強める - 「警察官」への引き継ぎ
→ 「あなたは詐欺の共犯者だ」「金融庁が資金を調査する」と威嚇 - ATMで現金を振り込ませる
→ 「お金の流れを調べる」と言い、3回に分けて50万円ずつ送金させる
被害者は「自分が犯罪者扱いされる恐怖」や「指示に従わないと逮捕される」という不安から、冷静な判断ができなくなります。最終的に加害者から連絡が途絶え、友人に相談して初めて詐欺だと気づくケースがほとんどです。
■なぜこの手口が急増しているのか?
- 「警察」という権威を利用した心理的圧迫
従来の「オレオレ詐欺」より説得力があり、特に高齢者以外もターゲットに。 - LINEなどの暗号化アプリの活用
通話記録が残りにくく、警察の追跡を困難にしている。 - 迅速な資金移動
ATM操作だけでなく、仮想通貨や電子マネーへの送金を要求するケースも増加。
■絶対に守るべき3つのポイント
- 公的機関は「ATM操作」を絶対に要求しない
→ 警察・金融庁・裁判所などが「現金の移動」を指示することはありません。 - 電話の相手を信用しない
→ 電話番号や呼び出し音は簡単に偽装できます。「一度切って公的機関に直接確認」を徹底。 - 「LINEで指示」は100%詐欺のサイン
→ 行政機関が個人連絡にLINEを使うことはほぼありません。
■もしも被害に遭いそうになったら?
- 即座に電話を切り、最寄りの警察署へ相談
- 家族や友人に「これはおかしい」と伝える
(詐欺グループは「誰にも話すな」と脅すのが常套手段)
「自分は大丈夫」が一番危ない
この手の詐欺は、教養のある人や若い世代にも広がっています。「警察官を名乗る電話」が来たら、それは「特殊詐欺の確実なサイン」だと覚えておいてください。
Let’s redoing!
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